ひとつと、いくつもの透明液 by 中谷 優大

美術家・中谷優大による、透明な液体をめぐるコンセプチュアルブック。

本書は、ジョセフ・コスースの作品を起点に、ひとつのものが複数の意味へ分岐していく構造を、透明な液体を通して捉え直す一冊である。

水、雨水、涙、汗、聖水、点滴液、農薬溶液、防犯液など、透明な液体は一見すると同じように見える。しかし、名前や使われる場所、関わる存在が変わることで、それぞれはまったく異なる役割を帯びはじめる。ひとつの透明は、ただの透明ではない。

本書では、人間、動物、植物、時間、人工知能、平和、戦争といった複数の視点から透明な液体を見つめ直し、見ること、名づけること、そして意味が変化していく過程を問い直す。

視覚的には近いものが、言葉によって分かたれ、社会、記憶、生命、暴力、祈りなどへと接続されていく。その差異を通して、日常の中にある認識の構造を浮かび上がらせる一冊である。

[目次]
Liquids 1 | 生きるための透明液
Liquids 2 | 感じるための透明液
Liquids 3 | 清めるための透明液
Liquids 4 | 治すための透明液
Liquids 5 | 動かすための透明液
Liquids 6 | 記録するための透明液
Liquids 7 | 稼ぐための透明液
Liquids 8 | 疑うための透明液
Liquids 9 | 捨てるための透明液

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加藤 白(OfficialX

コンセプチュアルブック

ISBN: 978-4-9914467-2-6
Softcover
80 pages
105mm×148mm
Black and White
Released on 2026.06.01

¥990 (tax included)

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